Automation PCは遠くにあるパネルの接続に、たくさんの柔軟性に富んだオプションを提供します。 オペレータが常にすべてのプロセスに目を配ることができるよう、たとえば、デュアル独立ディスプレイ・モードでは2つのスクリーンに違う内容を表示させることができます。

Smart Display Link

フィールド上のたくさんのパネルに対しても、カスタム品でも標準品に対しても、Automation PC 910はSDLインターフェースで対応可能です。 これは、1本のケーブルでPCとディスプレイを接続するのに簡単な方法です。 Smart Display Linkはディスプレイユニットにイメージデータだけではなく、タッチスクリーン、LED、キーボード、リモートUSBインターフェースを稼動させるのに必要なデータをすべて供給します。 1ラインにつき4パネルまで操作可能なので、必要に応じてオペレータ・ステーションを大きな機械・装置の周りに分散して配置することもできます。 ソフトウェアのロックによって接続されたパネルの操作が互いに干渉しないよう防ぎます。

DVIリンク

DVIというのは、Digital Visual Interface(デジタル・ビジュアル・インターフェース)の略で、オフィス環境でのTFTモニタ接続に関するディスプレイ・ワーキング・グループによって定められた標準です。 Smart Display Linkとちがって、DVIはイメージデータの伝送のみを行います。たとえば、タッチスクリーンの操作用など、追加の通信チャンネルは別のケーブルを使って確立しなくてはなりません。 Automation PC 910のSDLポートはDVI信号も伝送可能になっており、必要な場合に標準TFTディスプレイの接続を楽にします。 追加のDVI-Iインターフェースはアダプタを使い、RGBポートによりアナログデバイスの操作を可能にします。

ディスプレイ・ポート

搭載されたSDL/DVIポートに加えて、Automation PC 910はDisplayPortインターフェースを追加することもできます。 DisplayPortは消費材市場でポピュラーになっているデジタル・ディスプレイ・インターフェースをベースとしています。 仕様によると、DisplayPortはシングルリンクDVI(1920 x 1200)に比べ、より高い解像度(最大 3840 x 2160)の利用が可能になっています。 産業用アプリケーションでは、コントロール・ステーションで大きな標準パネルを使用している場合、DisplayPortはベスト・チョイスといえます。

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